「飼いたい」と「飼える」は違います|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信2026年1月号(53号)

川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします!

今回は、研究会が関わった実際のケース(CASE 31 )をご紹介します。


高齢者の大型犬飼育

「2匹の大型犬を飼育する高齢のご夫婦のことが心配です」と、地域包括支援センターの担当ケアマネさんからご相談いただきました。

お話を伺うと、お二人とも腰を痛めていて散歩ができないとのこと。同居の息子さんが代わりに散歩をしているそうですが、運動量の多い大型犬には物足りないだろうと思われました。体調が戻っても、散歩の際の転倒や、リードを離して事故につながるなどのリスクがあります。お話から、散歩だけでなく日常の世話も厳しい状況とお見受けしました。ご自身はもちろん、犬も老化します。通院や介護が必要になった時の対処も困難です。


将来の見通しを立てる

経済的な余裕があれば、ペットシッターに散歩や世話を依頼することも可能です。また、かかりつけの獣医師や詳しい人に相談し、状況により新しい飼い主に託すという選択肢も必要と考えます。何かが起きてからでは、特に大型犬は一時的な保護や譲渡もハードルが高くなりがちです。

まずは、ご家族で今後のことを話し合うことをお勧めしました。結果、愛するペットを手放すことになれば辛いですが、「飼いたい」と「飼える」は違います。飼い主とペット双方にとっての幸せが担保されて、ペットを飼えるのではないでしょうか。良いタイミングでご相談いただいたと思います。


豆情報:本年もよろしくお願いいたします

本年が実りある年になりますように。

3月22日(日)にイベント開催、リーフレットや冊子、ポスターなども準備を進めております。もちろん、個々のメンバーも抱える課題に真摯に取り組みを続けてまいります。つど、お知らせいたしますので、ホームページもチェックしてください。

本年もよろしくお願いいたします


2026年1月号(53号)かわさき高齢者とペットの問題研究会通信

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かわさき高齢者とペットの問題研究会

「人の福祉」と「動物の福祉」をつなげて  かわさき高齢者とペットの問題研究会は川崎市内における高齢者とペットの問題への助言・サポートを行っています