ペットには継続的にお金がかかる|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2025年4月号(44号)
川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします!
今回は、ペットにかかるお金についてのお話です。
無料でなんとかしてほしい?
ペット問題の関係部署やボランティアに寄せられるご質問、ご相談のなかで、意外に周知されていないと感じるのは、ペット飼育には費用が発生するという基本的な事実です。
たとえば、独居のペット飼育者が入院するため、その間ペットをなんとかしたい、または手放すしかないというご相談で、ペットの世話にかかる費用や譲渡までに必要な費用などについてご説明すると、「無料ではないのですか?」と聞き返されたり、尻込みされたりするケースがよくあります。特に、ボランティアなら無料でなんとかしてくれるだろうと思う方もおられるようです。もちろん、経済状況を含めてご相談いただくのはかまいません。
ペットのために残すお金の準備を
とは言え、ペットは生き物ですから、たとえ短期間であっても1頭であっても飼育には絶え間なくお金がかかります。健康状態が悪く、譲渡先を探す前に治療が必要な場合もあります。
後に残されるペットを助けたいという思いは、ペットを託す側も託される側も同じですが、親族・知人・ボランティアの誰であっても、託される側だけに負荷がかかり過ぎれば、いずれ飼育継続が困難になりかねません。
法律上、ペットにお金を残すことはできませんが、最近はペットのためにお金を残す方法がいろいろ知られています。飼い主からペットに贈る最後の愛情の証です。ペットを飼い始めた日から、ぜひ準備を始めましょう。
豆情報:セミナーを開催します!
介護の現場に携わっておられる方から、利用者さん宅のペットに関するご質問を多くお寄せいただいております。
このたび主に介護関係の方に向けたセミナーを開催することになりました。詳細は来月お知らせいたします。ご参加をお待ちしております。
かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2025年4月号(44号)
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