的確な対応で一安心…でも…|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2025年3月号(43号)

川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします!

今回は、研究会が関わった実際のケース(CASE 27)をご紹介します。


タイムリミットまでに猫をなんとか!

今回は、賃貸アパートで独居の80代男性を担当されていたケアマネージャーさんから、当会にご相談いただいたケースです。

その方は、数年前から認知症が進行し、介護認定も受けておられました。生活保護受給者ですが、金銭感覚が極度に低下のため見守りセンターが代行しているとのことでした。

個人事業者であるケアマネさん、社会福祉協議会が介入し、グループホームへの入居が決定したものの、その方が内緒で飼育していた1匹の猫の処遇が問題となったのです。解決までのタイムリミットは入居日です。


解決の安堵と問題点の認識

入居までに不妊手術をし、譲渡先を決めたいという方針です。ケアマネさん、社協のヘルパーさん、ボランティアさん等が協力し、半ば外飼いの猫の捕獲から手術の日程調整、さらに譲渡先が見つかるまでの保護管理など動物愛護センターとも課題を共有し、的確に進めることができた結果、最終的に猫は以前に介護を担当されていたヘルパーさんに譲渡となりました。

皆さんの協力と善意で幸い解決することができましたが、本来の業務外である方々の負担、“自助”が叶わない方の早めの対応の必要性などの問題点を再認識するケースでした。


豆情報:ペットにアルコールはNG

ペットがトイレ以外で排泄してしまったり、吐いたり汚したりすることがあります。そんな時、臭いや衛生面からアルコール消毒液を使用したくなりますが、それはNGです。

犬や猫はエタノールを体内で分解する酵素をもっていないため、中毒を起こす可能性があります。粘膜を刺激するなどの害を及ぼす恐れもあります。ペットの除菌消毒には、ペット専用のものを使用しましょう。


かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2025年3月号(43号)

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かわさき高齢者とペットの問題研究会

「人の福祉」と「動物の福祉」をつなげて  かわさき高齢者とペットの問題研究会は川崎市内における高齢者とペットの問題への助言・サポートを行っています