ペット飼育に関する質問へのアドバイス(1)|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2023年9月号(25号)
川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします。
今回は、介護の現場から研究会に寄せられた質問にお答えします。
Q.高齢の利用者さんが、ペットを飼いたがっているが?
A.ご本人の希望を尊重したいのはやまやまですが、ペットも命ある存在ですから、現実を直視しなくてはなりません。できれば親族の立ち会いのもと、頭から否定せずにペットを飼うための条件を、おだやかに話し合いましょう。ポイントは以下の2点です。
(1)ペットを最後まで正しく飼い続けられるのか、もし自分に不測の事態が起きたら、ペットを引き継ぐ人がいるのか。ペットも長寿の時代、15~20年生きる猫も珍しくありません。
(2)ペットにかかる様々な費用を払い続けることができるのか。
クリアできなければ、ペットが不幸になることを理解していただきましょう。
Q.利用者さん宅のペットが死んでしまった。どうすればいい?
A.自治体により違いますが、川崎市ではペットを専用の焼却炉で火葬してくれます(有料:2023年現在、犬猫は1体3000円)。各区の生活環境事業所に連絡してください。遺骨は引き取れません。
また、民間のペット葬儀会社もあります。お迎えや遺骨の引き取りなど希望に応じた対応が可能で、費用は会社によって異なります。
なお、飼い犬が死んだ場合は最寄の自治体に死亡届を提出します。
利用者さんに情報をお伝えし、認知機能の衰えなどご自身で判断ができない場合は、まず親族や自治体に連絡し、指示をあおぐようにしましょう。
豆情報:動物愛護フェアのお知らせ
「動物愛護フェアかわさき2023」が開催されます。
日時:2023年9月23日 10時~15時
場所:アニマモールかわさき
楽しいイベントや役立つブースが盛りだくさん! ご参加ください!
かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2023年9月号(25号)
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