問題の芽を早期に発見する体制づくりを|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信2025年10月号(50号)
川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします!
今回で、ニュースレターが50号を迎えました。
問題の芽はどこにでも
当研究会には、研究会の活動と並行して地域猫活動に参加したり、相続など法的な視点から問題解決を模索したりするメンバーもいれば、行政へのアプローチやイベントでの登壇で啓発に努めるメンバーもいます。
各々が活動を通じて痛感することは、「高齢者のペット問題」は決して高齢者だけの問題ではないということです。高齢で飼育が困難になる事例に目が向きがちですが 、 発覚が高齢時であっても、その芽がはるか以前に生まれていたケースは珍しくありません。たとえば、飼育不可の賃貸物件で不妊手術をせず複数頭を飼い続ければ五年後、十年後の結果は明白です。
連携が解決につながる
また、問題の多くは経済的な事情を含む社会的に弱い状況の方々のなかで起きています。孤立した環境でSOSが届かず支援の手が回らない場合もあります。あるいは本人の自覚が薄いまま年月を経て問題の芽が育つなども、現在では社会問題に至っている一因と言えるかもしれません。
もちろん、始めから問題を起こすつもりで飼育する人はいません。ペットを家族、心の支えとしている人もいます。その末に飼い主とペットが共倒れしかねないのが現実です。
問題の芽を早期に発見し摘み取るには、関係各所の連携と啓発です。
今後ともよろしくお願いいたします。
豆情報:イベント開催のお知らせ
11月30日(日)、13時30分よりアニマモールにて「人とペットの終活」をテーマとするイベントを開催いたします。ペットを飼えなくなる日を迎えた時にペットを取り残さないためにはどうするか…行政書士も登壇します。ぜひお出かけください。参加費無料です。詳細、お申込みはこちらをご覧ください。
2025年10月号(50号)かわさき高齢者とペットの問題研究会通信
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