動物由来感染症にご注意|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2025年7月号(47号)
川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします!
今回は、ペットの感染症に関する情報をお届けします。
身近なペットからでも感染する
動物から人間に感染する「動物由来感染症」は、野生動物だけでなくペットから移ることもあるので、日頃から用心が必要です。ペット自身は、保菌者であっても症状が出ないことがあるので、油断は禁物です。
人の年齢や健康状態などによって、感染した時に重症化するリスクは異なります。また、症状が風邪などと似ている感染症もあります。なにかの症状が表れたら早めに受診し、その際には、ペットや野外動物との接触を医師に伝えると診断のヒントになります。
ペットへの感染予防には、ワクチン接種が有効です。必要に応じて防虫薬等の投与もおすすめですが、自己判断で市販薬を与えてはいけません。
ペットとの暮らし方に注意
感染症が怖いからとペットを遠ざける必要はありませんが、ペットとの暮らし方のルールを守りましょう。
ペットに口移しや箸などで餌を与える、口元をなめさせるなどの行為は、ペットの口内細菌の感染リスクがあります。また、かまれたり引っかかれたりした傷口から感染することもあるので、過度のスキンシップはやめ、ペットと触れ合ったあとは、しっかり手を洗いましょう。
糞尿はすぐに始末し、室内はもちろん、ペット用品も清潔に保ちましょう。
散歩から帰ったら、人もペットもダニなどがついていないか、全身をチェックしましょう。 特に最近、マダニの被害が多発しています。
豆情報:感染症情報をチェック
最寄の行政の窓口で感染症の知識、症状、予防に関するガイドブックなどが配布されています。サイトからダウンロードもできます。感染症の発生状況などの情報もチェックできるので、活用してください。ペットの健康管理もおこたりなく、少しでも不安があれば、動物病院に相談しましょう。
かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2025年7月号(47号)
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